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2016/06/06 14:15

ロバート・リポックによる00年代のミニマル・ミュージック代表作『Open Close Open』がクリア・ヴァイナル仕様でリイシュー

 トゥ・ロココ・ロット(To Rococo Rot)のメンバーであり、ソロ名義でも活動するロバート・リポックの『Open Close Open』がクリア・ヴァイナル仕様で2016年6月17日にリイシューされる。

 ステファン・シュナイダー(Kreidler)、そしてロナルドとロバートのリポック兄弟の3人で結成され、実験的なミニマリズム・サウンドをベースにしながらも、躍動感溢れるサウンドを実現し、ポスト・ロックとエレクトロック・ミュージックの境界を見事に乗り越えたトゥ・ロココ・ロット(To Rococo Rot)。

 その後、ロバートは、ソロ活動のなかで<Raster-Noton>、<Monika Enterprise>などから作品をリリース。彼のアプローチは、シンプリシティというスタイルに集約され、そのメロディラインと音の造形においては、限りなくミニマルに、限りなく純粋に整えられ、 そうして洗練された様々な曲のコンポーネントが具現化されている。

 そんな彼が、2001年にドイツのレーベル<Raster-Noton>よりリリースした代表作『Open Close Open』にボーナス・トラックを追加したクリア・ヴァイナル仕様のLPが<flau>の12"ライン<raum>よりリイシュー発売される。

 今作は、今最も影響力のある写真家の一人とも言われるティム・ウォーカーの短編映画『The Lost Explorer』のサウンドトラックとしても起用され、先日FACT MAGで発表された<Raster-Noton>のベストの1枚にも選ばれた、2000年代のミニマル・ミュージックを代表する作品となっている。

 現在、今作よりマーラーの甘美なアダージェットのサンプリングが鳥達の声にまみれるアンビエントなナンバー「Close」がSoundcloudにて公開されている。

◎「Close」音源
https://soundcloud.com/flaurecords/robert-lippok-close

◎『Open Close Open』トラックリスト
A1. Open
A2. Close
B1. Open
B2. +

◎リリース情報
『Open Close Open』
ロバート・リポック
2016/6/17 RELEASE
INFO: flau http://flau.jp/releases/raum05.html